避難訓練の大切さ

介護と仕事

毎日、毎日これでもかって言う位の雨量

地盤が緩み災害につながらなければ良いけど

かつての職場(入所施設)では、毎月避難訓練がなされていた

正直、何で毎月?って思っていた

普通(何を基準に普通なのか?)年に1〜2回じゃないのか

だって、起案(計画)をして実施、報告と面倒な事務仕事もある

通常業務にプラスして毎月、そんなことをするのか、と

施設勤務を始めた頃には不思議だった

起案書が全職員に回り、何時何分に火災ベル、何処から出火

誘導から計測、点呼、全体責任者など詳細を知る

事前に分かっていても、施設中にベルが鳴り響くと驚く

利用者さんたちは 避難ベルが鳴ると

即座にグラウンドへ一目散と駆け出す

施設内には、知的、精神、身体と様々な障害ある方々が利用されている

毎月の避難訓練は 緊急時に習慣的に行動できるように

その目的は長い年月をかけ達成されていた

支援者が何も言わなくとも、何をしている最中でも

みんながグラウンドへ向かうのだ

そして、感動するのは足が不自由な利用者などの助けがいる方を 

数名な利用者さんが一緒に連れて行ってくれること

助け合いながらグラウンドへ向かっている その姿を見て

熱いものが込み上げてくるのを感じ

「ありがとう」と何度も心の中で繰り返した

言葉で何度説明するよりも 何も考えずに行動できる

いわゆる条件反射としての非難が身に付かれていた

今の事業所でも 最近、避難訓練があり

「火事です! 厨房から出火しています」

支援者が叫ぶも 当の利用者さんは

「 は?  何?  訓練? 」

そんな反応で 一目散に逃げるなんて事はなかった

ベルが無いので、緊急性が伝わらないのか

それにしても、余裕かましすぎだよ 😅


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