福祉とお金

私の経緯

NPO法人を立ち上げ、障害者就労支援の事業所を始めた時

私は経理のことに関しては全くの素人で

一緒に立ち上げたM氏に全てを任せっきりでした

立ち上げ時に幾らぐらいのお金が必要になるのか

運営に関する経済的な事を彼女一人に任せていました

どうやって報酬が入ってくるかの基礎的なものでさえ

知識がなかったのです

現場しか知らない人間って意外とそんなものです

医療、福祉の現場で勤務した年数は長いものでしたが

経営のことなど口を出そうにも出せませんでした

スタート時は、サービスを開始した月から

3ヶ月後に報酬が入るために

経営に必要なお金を3ヶ月分は蓄えていないといけません

特にスタート時には多額なお金が必要になりました

箱物を借りるにしても、敷金、礼金に家賃、駐車場代

作業台に利用者さんの椅子、ロッカー、靴箱、テレビ

スタッフルームのデスク、椅子、PC

職員の給料、光熱費、様々な物品

そして大きくのしかかったのが、公用車です

送迎をするための10人乗り、8人乗り、軽自動車と

その費用にガソリン代、保険代、メンテナンス代

上げればキリがありませんね

資金繰りがうまくいかずに給与が止まることもありました

職員さんに給料を払わない訳にはいかないので

役員3人の給料をストップしました

正直、この頃になると果たして起業したのが良かったのか

考えるようになりました

お金がない、ということは1番の不安材料ですよね

少しずつ報酬も増え、給料も滞ることもなくなりました

0からの立ち上げでしたので色々な障壁がありましたが

何とか形になり嬉しい限りです

目指すものがあっても、その情熱だけではどうしようもない

何を始めるにしても、お金が必要なのだと学びました

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